【マインクラフトダンジョンズレビュー】簡単操作のお手軽ハクスラ！

今回はマインクラフトダンジョンズをレビューしていきます。

世界一売れたゲーム「マインクラフト」のIPを活かしたハクスラアクションゲームとなってますが、1作目にしてなかなかに完成度の高い内容でした。

操作が単純でゲームが得意でない人にもおすすめできる良作でしたので、そんな本作の良い点を中心にレビューしていきます。

ちなみに、PS4版「マインクラフトダンジョンズヒーローエディション」に含まれる全てのトロフィーを取得した段階でのレビューになります。

ゲーム概要

本家のマインクラフトを実はほとんど遊んだことがないので比較できないのですが、本作のゲームの手触り感(操作感)はかなりよくできていて、動かしていて心地良いです。

レスポンスが良いのはもちろん、動作が機敏でヒットエフェクトや効果音もこだわられていて、アクションゲームとしての基盤が整っていると思いました。

また、通常攻撃はワンボタンで連打する必要も無いので、操作が単純なのも万人におすすめしやすいポイントです。

敵の数は非常に多く、時には無双ゲームのように軍団を相手にすることになりますが、それらを様々なアイテムやスキルを使って一網打尽にするのが爽快でクセになります。

本作には近接武器・防具・遠距離武器・アーティファクト3つの計6つのアイテムを装備することができます。

これらは全てステージ内で拾ったり商人から購入したりできるのですが、ハクスラゲームらしくかなり運要素が絡んでいます。

装備の種類、レベル、付与されるエンチャント(付加される追加効果)、レア度など様々な異なる要素があり、全く同じ装備はほとんど出てきませんが、優秀な装備を獲得した時は非常に嬉しい気持ちになるので、これがクセになるんです。

ゲームのシステム上、終盤までは気に入った装備を使い回すことができないのが少々残念ですが、様々な武器や防具、アイテムを臨機応変に装備しつつ攻略していくのもこれはこれで楽しかったです。

本作にはデフォルト・アドベンチャー・アポカリプスの3つの難易度がありますが、それぞれの難易度内でさらに細かく難易度を調節できるようになっているので、ゲームが苦手な人から得意な人まで色んな人に適したレベルで挑戦することができます。

特に最高難易度のアポカリプスでは、進めていくとかなりハイレベルに調整できるようになるので、レア度の高い装備を求めて非常に高難易度の戦闘を楽しむことができます。

本作のステージはランダム生成となっていますが、そのせいかしばしば無駄なエリアが存在しています。

実際行ってみてもモブ(敵)がいるだけで宝箱やアイテムが落ちているわけでもなく、徒労に終わることが非常に多かったので、もっと無駄の無いステージ構成だと快適に遊べたと思います。

おそらく日本語のネイティブを雇わずに自動翻訳ツールなどを使用したのだと思いますが、日本語の表記がところどころ雑だったり、意味が通じなかったりします。

巨大なIPを使ったゲームなのに、こういう配慮が行き届いていないのが惜しいと思いました。

本作は一応ストーリーのようなものが用意されていて、一周クリアするまでは出てきたステージを進めていけば良いでわかりやすいのですが、それ以降は明確な目標が設定されておらず、何を目指してプレイすれば良いのか分かりづらいです。

幸い筆者はPS4版で遊んだので、設定されているトロフィーを獲得するのを目標にしてなんとかしばらく遊べましたが、Switch版などではゴールが分からずにモチベーションが保てないかもしれません。

ゲーム内にも明確に目標が設定されていると親切だったと思いました。

本作はマルチプレイを前提に作られている気がしました。

ソロとマルチで敵の強さや復活回数などのハンデなどは一切無いので、素直に4人でプレイするのが一番簡単です。

筆者は友人と2人でプレイしたのでなんとか順調に進めることができましたが、1人だったら非常に苦労していたと思います。

人数に応じて適切な調整がされていればソロプレイの方にもおすすめできるのですが、少し残念です。

アクションゲームとしての基盤はしっかり出来上がっているけれど、やや荒削りな部分が多く減点方式で見ると評価が下がってしまう、そんな非常に惜しいゲームだと個人的に思いました。

惜しい点の部分で挙げたようなことが改善されていれば、個人的に今までプレイしたゲームの中でもかなりお気に入りの作品になっていたと思うので、今後の成長に期待です。

ちなみに、筆者がプレイしたのは「ヒーローエディション」でしたが、DLC全部入りの完全版は「アルティメットエディション」なので、お間違いないようお気をつけください。

お気に入り度: 85点/100点

プレイ時間: 約58時間

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最後まで読んでいただきありがとうございました。