今へと続く様々な礎を築いたモンハン!モンスターハンター4Gレビュー

ゲームレビュー
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今回はモンスターハンター4Gのレビューをしていきます。

モンハンはシリーズを重ねるごとに様々な進化が続いてきましたが、4系列のシリーズがもっとも飛躍的にかつ正当に進化したモンハンだと思っています

やはり注目点は段差を活かした立体的な狩猟ができるようになった点ですが、その他にも様々な新要素が4系列でも追加されているので、そんな本作の良い点を中心にレビューしていきます。

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ゲーム概要

発売日2014年10月11日
対応ハード3DS
ジャンルアクション
推定クリア時間40~50時間
発売元CAPCOM
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良い点

段差を活かしてより立体感と駆け引きの増した狩猟

4シリーズの特徴と言えば何といっても段差を活かした立体的なアクションですよね。

3系列の時も水中戦を実装して立体感のあるバトルができる取り組みはありましたが、残念ながら他のシリーズに水中戦の要素は受け継がれませんでした。

しかし4系列の段差アクションはプレイヤーの反応が良かったためか、後のシリーズにおいても基本的な要素の1つとして受け継がれていきました。

モンスターにジャンプ攻撃を当て続けると乗り状態に移行することができ、特殊アクションを成功させると大ダウンをとることができます。

アクロバティックでカッコいいジャンプアクションに加え、乗りによる大ダウンが決まるとなんとも心地良いんですよね~。

このような乗り動作が追加されたことで、いつジャンプ攻撃を仕掛けるべきかなどの駆け引き要素が生まれ、今まで以上に戦略的な狩りを楽しめるようになりました。

強化個体モンスターが登場

本作には4から引き続き狂竜化モンスターが登場しますが、G級ならではの要素として極限化モンスターというさらなる強化個体が実装されました。

3Gの時もイビルジョーのように強化個体が存在するモンスターは存在しましたが、このようなモンスターの種類に関係なく存在する強化個体システムが実装されたのは4系列が初です。

元々モンハンシリーズのボリュームはゲームとしては多い方だと思いますが、狂竜化・極限化といった要素が登場したことでさらに一段階ボリュームが増しました。

また狂竜化モンスターの時点でかなりの難易度でしたが、極限化モンスターは抗竜石などを上手く使わないと勝てないようになっているので、さらに難易度は跳ね上がります。

通常のクエストでは物足りない熟練ハンターにも、このような強化個体のシステムは良い歯ごたえが生まれたのではないかと思います。

しかしその一方で、後述しますが極限化モンスターに関しては理不尽に感じる部分も多く、プレイヤーからは不満の声も多く上がる結果になってしまいました。

一部不満点はあったものの、このような強化個体のシステムは後のシリーズにも受け継がれていき、X・XXでは獰猛化個体、ワールド・アイスボーンでは歴戦個体、ライズ・サンブレイクでは傀異化個体として継承されていきました。

長時間遊べるエンドコンテンツが登場

本作ではギルドクエストというクリアするたびにどんどんレベル(難易度)の上がっていく特殊なクエストが存在し、これが事実上のエンドコンテンツとなっています。

3Gまでのモンハンではこういった明確なエンドコンテンツがなかったので、長い時間遊びたいプレイヤーにとっては革新的な要素だったのではないかと思います

このようなエンドコンテンツのシステムは後のシリーズにも受け継がれていき、XXでは特殊許可クエスト、アイスボーンでは調査クエスト・導きの地、サンブレイクでは傀異討究クエスト、といった形で継承されていきました。

いずれのエンドコンテンツもストーリー中のクエストの難易度を遥かに超えるものとなっていて、難しい分クリアした時の達成感はなかなか他のゲームでは味わえないものがあります。

モンハンのプレイヤーは比較的腕の立つゲーマーが多いので、開発者からの挑戦的な意味合いもあったのかもしれません。

多数の拠点が登場

ゲームの雰囲気を盛り上げる要素として良かったと思うのが、拠点が多数存在するシステムです。

本作では我らの団の一員となって旅をする関係上、様々な村を訪れることになりますが、それぞれの村を拠点にクエストを受注したり加工屋で武器・防具を作成したりできるので、従来よりも拠点に関しては視覚的に飽きずに楽しむことができます。

3Gでもモガの村とタンジアの港の2つの拠点を行き来できましたが、本作ではもっとたくさんの新しい拠点で活動することができるんですね。

また、それぞれの村にはマカ錬金の壺など固有の設備があるので、それらを活かしてゲームを攻略していくことも重要になってきます。

ほとんど共通の設備なので村を行き来するのにそこまで必要性はありませんけど、なんとなく違う景色を楽しめるのは面白い要素だと思いましたね。

60fps対応でヌルヌル遊べる

ハードが3DSということで画質にはほとんど注目されていない印象でしたが、しっかり60fpsに対応しているのでヌルヌル快適に遊ぶことができます

やはりアクションゲームではフレームレートは重要ですよね。

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惜しい点

やや優遇されすぎな操虫棍

自分でいつでもジャンプ攻撃ができる点、攻撃力がやたらと高く調整されている点、4Gでは猟虫エキスを2種類同時に取れるように強化された点などから、本作の操虫棍は他の武器種と比べてかなり優遇されているのではないかと思います。

体感的にも他の武器より火力が出ている気がするので、4での新武器とはいえちょっと優遇され過ぎかもしれません。

しんどさが際立つ極限化モンスター

本作ならではの要素として極限化というものが存在しますが、これがなかなかに曲者です。

というのも、極限化モンスターは抗竜石を使用した攻撃しかまともに攻撃できない仕様になっており、攻撃するうえでの余計な手間が増えているんです

またスタンに耐性があったり狙う部位が集中して仲間とこかし合いをしてしまう点なども不評の要因でした

ただ良い点でも述べたように通常個体の強化個体というシステム自体は後にも継承されていったので、一概に駄目な要素というわけではないかもしれません。

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まとめ

今では当たり前となった立体的な狩猟やモンスターの強化個体、長時間遊べるエンドコンテンツなどといった要素はこの4系列によって確立されたものなので、今のモンハンの礎を築いた作品と言えるのではないでしょうか。

画期的な要素が多かった分従来のプレイに慣れていたハンターからは不満の声があったり、ストレスの温床になりやすいシステムから若干嫌われていたりもする本作ですが、それはあくまで他のモンハンシリーズと比較した場合の話なので、普通の1本のゲームとして見れば十分に磨かれた大作と言えると思います。

今でも休日などにはオンラインに人が結構いるようなので、今からでも楽しむのに遅くはないと思いますよ!

お気に入り度: 90点/100点

プレイ時間: 329時間

このブログでは他にも僕がプレイしたゲームのレビューやゲームコラムをはじめその他雑記なども掲載しているので、興味がありましたら他の記事もご覧いただけるとお役に立てるかもしれません。

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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