【デトロイト ビカムヒューマン トロコンレビュー】自分の選択に緊張すら覚える珠玉のアドベンチャー!

ゲームレビュー
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今回はPS4を代表する名作の1つ、デトロイトビカムヒューマンのレビューをしていきます。

普段はアクションゲームばかりプレイしているので、こういった選択肢を選んでいく形式で進めるゲームは初めてだったのですが、それでもこのゲームの完成度が恐ろしく高いことが十分に伝わってきました!

今回はそんな本作をトロフィーコンプリートするまで遊んだ上でのレビュー・感想を綴っていきます。

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ゲーム概要

発売日2018年5月25日
対応ハードPS4・PC
ジャンルアドベンチャー
推定クリア時間約10時間
開発クアンティック・ドリーム
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良い点

自分の選択で変化するストーリー

筆者はあまりマルチエンディング形式のゲームをプレイしたことがなかったのですが、自分の行動や選択で物語が変化していくのは良い意味で緊張感を持ちながらプレイすることができました。

アンドロイドと人間との間に生じる様々な問題にフォーカスしたストーリーとなっていますが、その多くの場面で、深刻で考えさせられる決断ばかり迫られるので、プレイしている時は今後のストーリーがどうなってしまうのかドキドキしながら慎重に選択肢を選んでいきました。

まるで自分で映画をプレイしているような不思議な没入感があります。

もちろんどんな選択肢を選んでも、ストーリーは不自然なことなく進んでいくので、非常に作り込まれていることが伺えます。

登場するキャラクターも個性が強く、自分の行動次第で様々な反応を見せてくれるのが面白かったです。

メインとなる操作キャラクターは3体のアンドロイドですが、最初はそれぞれ別の場面から始まり、徐々にそれぞれのストーリーが交わっていく様子はまるで映画のように緻密に作り込まれています。

余談ですけど、気のせいか外国製の未来を描く物語は、数十年後くらいの比較的近い未来を描きますよね。デトロイト(2038年が舞台)もそうですし、バック・トゥ・ザ・フューチャー(2015年が舞台)やターミネーター(2029年が舞台)もそうですし。日本人の描く物語は数百年、下手したら数千年も先の話が出てくることも多いですが。

自分の選択が怖くなる

基本的には、変異体という人の感情を持ち始めたアンドロイドと人間との衝突を描いた作品です。

なので、アンドロイドや人間が死んでしまう機会もかなり多いのですが、僕は初めてプレイした時はなるべくアンドロイドも人間も死んでしまわないように平和的なルートを選びながらプレイしていました。

しかし、それでも結果的に全員を生存させることはできず、終盤の場面で何人か死んでしまう結末となってしまいました…。

過酷な状況での決断を迫られる場面が多く、自分では正しい決断をしたつもりでも結果的に誰かが不幸になる、そんな世の中の理不尽さをこのゲームから感じました。

誰も傷付けない・裏切らない行動など存在しないというのが、現実の不条理さを表現しているのかもしれません。

自分が臨んだ結末とは違うことになってしまうことも多く、判断をする度にゲームなのに緊張が走りましたね。

世界の・フレンドの選択が確認できる

本作では面白いことに、世界中の人やフレンドがどんな選択肢を選んでプレイしていたのか、フローチャートで確認できるようになっています。

自分がマジョリティだと思っていても、意外と世界的には少数派な選択の場合もあり、見ていて面白かったです。

ロード時間がほぼ無い

本作は最初ゲームをスタートする時を除くと、間にロード時間が入ることがほぼありません。

グラフィックに力を入れた昨今のゲームはロード時間の長さがネックになる場合も少なくないですが、本作の最適化具合は非常に高いですね。

ストーリー重視の映画のようなゲームなので、間にロード時間がほとんど無いことで没入感が非常に高く、集中してゲームの世界を堪能することができました。

グラフィックの作り込みが凄い

本作はPS4で開発されたゲームのため、グラフィックの完成度が非常に高いです。

人の質感や、街の景色など、どこをとっても非常にリアルに作り込まれているので、実写映画をプレイしている気分になりました。

操作キャラの動きも、ゲームにありがちな人として不自然な動きがほとんど見られないので、ここまで動きのリアルさもこだわって作られたゲームは珍しいと思いました。

この映像のリアルさも、深刻な選択を迫られる場面での緊張感を一層強くしており、このあと相手がどんな反応を見せるのか緊張しながらプレイしていました笑

ちなみに、メインメニューの案内役のアンドロイドが、正月には新年の挨拶をしてくれるなど、細かい部分まで非常に手が込んで作られていました。

倫理的な教育にも良さそう

SFにおいてありがちな話ではありますが、人と人工知能の今後生じるであろう問題をここまで丁寧に描いたゲームはおそらく無いと思われるので、教育ツールとしても優秀なゲームではないかと思いました

ストーリーメインのゲームなので子供が喜んでプレイできるかは微妙ですが、大人ならぜひとも全員プレイしてほしい、そう思うほど凄く考えさせられるゲームでした。

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惜しい点

カメラのブレが大きい

本作は映画のような迫力のある演出に力を入れているためか、操作シーンでもカメラのブレが大きく、慣れない内はよく吐き気を催していました…。

カメラの視点も演出重視なので少し独特な視点から操作することも多く、ブレの大きさも相まって初回プレイ時は3D酔いがしんどかったです。

迫力は減りますが、カメラの揺れをオフにする設定があると親切だったかなと思いました。

とは言え、あまり素早く視点を動かすようなゲームではありませんし、3D酔いに非常に弱い筆者でもだんだんと慣れて酔わなくなったので、プレイできないという人はいないのではないかと思います。

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終わりに

今回はSIE製のゲームとしては珍しいジャンルのゲームをプレイしてみました。

自分自身こういったジャンルのゲームはプレイしたことがなかったのですが、思っていた以上にプレイの満足度が高く、最後まで楽しむことができました。

特に一周目プレイした時は自分の選択で後にどんな結末が待ち受けているのかドキドキしながらプレイできました。

お気に入り度: 90点/100点

プレイ時間: 約52時間

このブログでは他にも僕がプレイしたゲームのレビューやゲームコラムを中心に、その他雑記なども掲載しているので、興味がありましたら他の記事もご覧いただけるとお役に立てるかもしれません。

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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