今回は日本では社会現象も巻き起こすほどの人気となったモンスターハンターワールド: アイスボーンのレビューをしていきます!
正当進化を遂げたモンハンとして様々な要素をブラッシュアップして満を持して発売された本作は、それまで日本での人気しかなかったモンハンをワールドレベルで人気のソフトへと変貌させました。
シリーズの新たな基盤を作った本作の良い点を中心に紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
ゲーム概要
発売日 | 2018年1月26日 |
対応ハード | PS4, Steam |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 50~60時間 |
発売元 | CAPCOM |
良い点
超絶進化を遂げたグラフィック!
これまでも順当に進化してきたモンハンシリーズですが、実はハード面での進化はほとんどありませんでした。
というのも、PS2→PSP(PS2並)→Wii(PS2より少し上)→3DS(PS2より少し上)といった感じで時代とともにモンハンは対応ハードこそ変化していきましたが、どのハードも実は似たりよったりの性能だったのでグラフィック面での進化というのは限定的だったんです。
そんな中モンハンワールドでは一気にPS2並の描画からPS4の描画となったことで、誰が見ても分かるレベルでグラフィックが超絶進化を遂げました。
性能にして実に数百倍は進化しましたからね。
まあPS2のフォトリアルを目指した描画も味があって筆者は好きなのですが、PS4での描画になったことで臨場感が飛躍的に増加しました。
現実を超越したような描写のモンスターは本当に見ているだけでも楽しめました!
一新された各種動作
モンハンワールドではそれまでの武器やアイテムの動作にも大幅なテコ入れが行われています。
まず皆が嬉しかったと思うのは回復薬のガッツポーズ廃止。
あれのせいで被弾することがめちゃくちゃ多くてイライラしていた方も多いとは思いますが、今作から歩きながらでも回復薬などのアイテムが使えるようになり、使用後の硬直もなくなりました。
特に秘薬などの一部アイテムは使用時の動作がかなり短縮されているので、人によっては秘薬にもかなりお世話になったことと思います。
また武器ごとのアクションも大幅に更新されていて、従来のアクションに加え様々なことができるようになりました。
例えば筆者のメイン武器であるガンランスの場合、前方への回避やクイックリロードのフル装填、薙ぎ払い、空中薙ぎ払いフルバースト、フルバーストのループなど本当に多彩な攻撃ができるようになりました。
また全ての武器種において今までよりも少しキビキビと動けるように調整されているので、それまでのモンハンのモッサリ感が若干減っています。
シームレスに広がったマップ
今作のマップは今までのエリア式に分かれたマップを廃止しシームレスにつながったものへと進化しました。
広さも2~3倍ほど従来のマップよりも広くなっているので、非常に探索のしがいがあります。
ただ広いだけでなくその中に存在する要素の密度も凄いことになっており、従来の鉱石や虫といったアイテム以外に環境生物・痕跡などの要素が追加。
環境生物は狩猟に役立つアイテムを落としたり大型モンスターを麻痺・毒などの状態異常にするものなど地味に強力な効果を発揮するものもあるので、これを利用するかどうかで狩猟にかかる時間がだいぶ変わってきます。
また、ワールド独自の要素としては痕跡というものがあります。
これらの痕跡を一定数集めるとモンスターの場所へ導蟲が導いてくれるようになる他、研究レベルというものが上がっていき新しい調査クエストが手に入ったりするので集めておくと後々役に立ちます。
力の入ったコラボモンスター
モンハンワールドではシリーズ初となる他のゲームとのコラボモンスターが実装されました。
代表的なのがウィッチャー3の「レーシェン」とファイナルファンタジーの「ベヒーモス」。
これらのコラボクエストはワールド時点ではラスボスとも言える最高難度のクエストになっていて、非常に歯ごたえのある戦闘が楽しめました。
グラフィックの作り込みもすごく、ともすれば本家のゲーム以上のクオリティでモンハンの世界でバトルを楽しむことができました。
ストーリーやムービー、BGMも専用のものが用意されていて、非常に手の込んだコラボクエストがワールドでは実現しました。
モンスターライドがお気に入り
モンスターライドとは、モンスターが目的地まで自動操縦で連れて行ってくれるシステムです。
背中に乗ったまま武器を研いだり、各種アイテムを使用したりもできます。
なにより道中の景色を堪能することができるので楽しいです。
個人的にこういった自動操縦システムは大好きなので、是非今後のシリーズや他のゲームでもどんどん取り入れていって欲しいですね。
惜しい点
ちょっと蛇足に感じた傷付けシステム
世間での評判はどうか分かりませんが、個人的には傷付けシステムは少し蛇足に感じました。
モンハンって大型モンスターはほとんどスーパーアーマー状態なので、わずかな隙を見つけて弱点を攻撃していかに効率よく倒せるかを試行錯誤するのが楽しみの1つだと思うんですけど、そのわずかな隙に傷付けを行うのが地味にストレスなんですよ。
しかも時間経過で傷は治ってしまうので、定期的に傷付けしないと傷を維持できません。
まあ傷付けは使わなくてもモンスターを倒すことはできますが、やっぱり存在する要素を使わないというのも少し気持ち悪いので最初から無くても良かったんじゃないかと思います。
というか、クラッチして武器で攻撃するのと普通に武器で攻撃するのは何が違うんでしょうか?
なぜクラッチ攻撃だと傷が付くのかよく分かりません笑
あと個人的に気に入らないのは、モンスターのビジュアルが悪くなってしまう点です。
傷付けをすると分かりやすくモンスターの表面に傷が付きますが、せっかくの美しいモンスターの外観が損なわれるのが個人的に残念でした。
まとめ
モンスターハンターワールド: アイスボーンは、とにかくカプコンの渾身の一作だということがプレイしていてひしひしと伝わってくる物凄く豪華な内容のゲームとなっていました。
モンハンXXで旧シリーズのモンハンは一段落つきましたし、モンハンワールドは新たなシリーズの幕開けとも言える作品になっています。
しかも最初から集大成とも言えるようなボリュームと完成度で世に送り出してきたのは本当に凄いですし、それだけ力が入った作品だと伝わってきましたね。
ワールドの時点でも並のゲームとしては十分なボリュームがありましたが、アイスボーンでは過去作のモンスターも含め本当に多くのモンスターが追加されたので、一作のゲームとして見ると凄く豪華なボリュームになっています。
筆者も勲章コンプリートなどまだ済んでいないことが多々あるので、いつかは達成したいと思い今でもたまに本作をプレイしています。
オンラインにもままだまだ人はいますので、興味があれば今からでも遊ぶのは全然遅くないですよ。
お気に入り度: 95点/100点
プレイ時間: 500時間以上
このブログでは他にも僕がプレイしたゲームのレビューやゲームコラムを中心に掲載しているので、興味がありましたら他の記事もご覧いただけるとお役に立てるかもしれません。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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