注: この記事は2021年2月16日に筆者が運営する別のサイトで公開したものを本ブログへ移転したものです。
今回新しいブログを開設しました。ゲームソフトのレビューを中心に投稿していこうと思います。良かったらゲームを購入するときなどに参考にしていただけたら幸いです。
今回レビューするのは、「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」です。
2007年に発売された、トゥーンリンクが主人公のゼルダの伝説シリーズです。
昔のゲームですが、結果からというと十分に楽しめました。
少々面倒に感じた部分もあるので、大まかに紹介したいと思います。
ストーリーの長さですが、個人的には中古で安く購入したのでちょうどいい長さのボリュームでしたが、発売当時にフルプライスで購入した人には少し物足りないボリュームかと思います。
良かった点
まず良かった点ですが、タッチペンによる操作が思ったよりも快適だったことです。
移動から戦闘、謎解きまでほぼ全てをタッチペンのみの操作で行うことができます。
革新的ですが、ちょっと不便なこともあるんじゃないの…? と不安だったのですが、実際はそんなことはなく、慣れてしまえば結構思い通りに操作することができました。さすが任天堂様です。一部アイテムはかなり直感的に操作することが可能で、アイテムを使うのが結構楽しかったりしました。船の大砲もタッチしたところにすぐに打ち込むことができます。まあブーメランとかありえない動きをするんですけど。
ただしローリングなど、少々発動に難のあるアクションもありました。
ちょっと残念だなと思ったこと
ある神殿(ダンジョン)を何度もスタート地点から始めなければいけない
ストーリー進行の要となる神殿があるのですが、そこでの謎解きがま~だるいです笑。
なぜかというと、この神殿は、ストーリーの都合上何度も入ることになるのですが、その都度神殿のはじめの位置からのスタートとなります。これがなかなか精神的にキツイ。同じギミックの謎解きを何度もこなすことになります。一応、ストーリーを進めてアイテムを入手すればある程度ショートカットできるようにはなりますが、それでも3回目以降は同じショートカットを繰り返すことになるので、やはりだるいです。
普通に続きの所までワープできればいいのに。。。
マップの移動が面倒くさい
このゲームでは、島から島へ移動して冒険することでストーリーを進めるのですが、この移動が個人的には凄くめんどくさかった…。一応ショートカットはあるものの、一度海に出る必要があり、ショートカットの作業と、ムービーを毎回見せられるので、あまりサクサク進めません。それにショートカットを使うには海にいる特定の生物を大砲で攻撃しなければならず、見つけるのも手間がかかるのに、せっかく見つけたのに攻撃が当たらなかったときはかなりイライラしてしまいました。また後で同じ海域まで来る必要がありますからね。航海が大きな目玉の作品なので、仕方ないのかもしれませんが、海の上にいる時間が長いのが途中から少しストレスでした。
これはオープンワールド系のゲームには共通の課題ですが、移動をいかに快適に、楽しくするかが大事だと思います。よくあるファストトラベルは便利ですが、せっかくの広いフィールドの世界観を楽しむには不向きですよね。かといって、徒歩や乗り物に乗ってLスティックを延々と前に倒し続けるのもめんどくさい。個人的には、モンスターハンターワールド:アイスボーンのモンスターライドのシステムがベストだと思っています。指定した目的地まで自動で移動してくれるので、景色を楽しむことはもちろん、アイテムを使用したり整理したりもできます。いろんなゲームにこのシステムが導入されればいいのにな、と強く思います。
ダンジョンで死んだとき、入口まで戻される
これはそこまで大きな問題ではないですが、ダンジョン内で死んでしまったとき、例えダンジョンの途中でセーブをしていても、復活したときなぜか入口に戻されてしまいます。ただ、この時は攻略済みの仕掛けはそのままになっているので、迷わず続きの場所まで戻れればそんなに大きな問題はありません。まあ、迷路みたいなダンジョンが多いのでそれが面倒くさいんだけど。
やりこみ要素が薄い
これは個人の好みもあるのかもしれませんが、やりこむゲームとしては不向きに感じました。なぜかというと、まずクリア率○○%というものがありません。昔のゲームなので珍しくもないかもですが。
釣った魚や集めた宝の地図、妖精を強化できるアイテムなど、いくつかの収集要素があるのですが、このシステムも自分は少し嫌でした。宝の地図はフィールドの様々なところに隠されており、入手できる数も決まっているのですが、何をどこで入手したのかが分からないので、メモをするか暗記している必要があります。妖精を強化できるアイテムも同じくです。なので完璧に集めたい方は始める前から攻略サイトを見ながらメモすることをお勧めします。ぼくは攻略サイトをできるだけ見ずにゲームをプレイしたい派なので、このシステムは好みじゃないですね。後からじゃ何をどこで獲得したのか分からなくなってしまうので。
また、船のパーツも集めることができますが、これが入手がランダムなので、結局終盤まで船をほとんど強化できずにボスに挑むことになりました。もう少し集めやすくしてほしかった…。宝の地図に示された場所もほとんど巡りましたが、大してそろいませんでした。運が悪いだけなのかな(^^;)???
せっかく細かいところまで作りこまれたゲームなので、なにか目標となるシステム(PS4のトロフィーなど)があればもっと長く遊べたし、達成感もあったかなと思いました。
総評
さんざん悪いところを並べてしまいましたが、安心と信頼の任天堂様のゲームなので、もちろん面白かったです。数々の謎解き要素や細かい作りこみ、グラフィックもDSのゲームとしては良い方ですし、上にあげた不満点があったとしても良いゲームだと思いました。冒険や謎解きが好きな方、何よりゼルダの伝説が好きな人ならより一層楽しめる作品かと思います。
個人的な点数は、75点といったところでしょうか(大体で付けてるのであまりあてにしないでくださいm(__)m)。
コメント