戦闘アクションゲームの最高峰とも言える傑作!デビルメイクライ5レビュー 

ゲームレビュー
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今回はデビルメイクライ5のレビューをしていきます。

初めてデビルメイクライシリーズをプレイしてみましたが、あまりの完成度の高さに驚きました!

戦闘の駆け引き、アクションの派手さ、そして動かしている時の心地よさ。どれをとっても申し分ないです!

特段他のゲームと違う革新的な要素があるわけではないんですけど、とにかくアクションゲームとして必要なことがゲーム全体で高水準にまとまっている印象です。

色んな評価点がありますので、良かったところを中心にこの記事では紹介していきます。

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ゲーム概要

発売日2019年3月8日
対応ハードPS4, XBOX ONE, PC
ジャンルアクション
推定クリア時間12~15時間
発売元CAPCOM
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良かった点

スタイリッシュなアクションが、動かしていて心地良い!

アクションや言動、設定、ビジュアルなどどこをとっても中二病感満載ですが、ゲームだからこそそれもイイ!

特にアクション部分はカッコよくコンボを決めるのが癖になる心地よさ。

モンハンみたいにモッサリしたアクションも楽しいですが、本作は正反対にキビキビ動かすことができるので、よりスピーディーな戦闘を楽しむことができます

敵によってはこちらの攻撃をガードしてきたり、反撃を仕掛けてくるものもいるので、ダークソウルシリーズのような駆け引きのあるゲーム性もあります。

一番簡単な難易度でも敵に囲まれているとそれなりダメージを喰らってしまったので、結構骨太なアクションゲームだと思います。

近距離・遠距離ともに多彩な攻撃が可能!
常に自信満々で挑発的な態度が特徴ですが、不思議と愛着が湧いてきます。

ネロのワイヤーアクションがお気に入り

昨今のゲームではスパイダーマンのようにワイヤーアクションを使うものが増えてきましたが、本作もその流れを汲んでいます。

それが主人公の1人のネロ特有のアクションで、ワイヤーでの移動や引き寄せです。

これがコンボを繋げる上で非常に便利で楽しいんですよ!

基本的に連続攻撃の最後で小型の敵は吹き飛ばしてしまうんですが、このワイヤーを使うことで一瞬で自分の元まで敵を引っ張ってこれるんです。

また、大型の敵に対しては自分が敵の元まで一瞬で移動できるので、敵に逃げられても間髪入れずに接近することができます。

この操作に慣れると他のキャラを使うのがもどかしくなるくらい便利で、絶え間なく連撃を叩き込めるようになります

他のキャラも魅力的な個性があり楽しいんですが、総合的にはネロのアクションが一番しっくりくるのでお気に入りですね。

一癖あるが、慣れると楽しいVの戦闘

本作は最初のエンディングまでにネロ・ダンテ・Vの3人をエピソードごとに切り替えてプレイしていくとになりますが、その中でもVはちょっと癖があります。

他の2人は普通のアクションゲームのように武器で直接攻撃することができますが、Vは体が弱いので悪魔を召喚して戦わせるんですね。

最初は慣れなくて不便だったんですが、だんだん慣れてくると召喚した悪魔たちに指示を出しながら戦うのが楽しくなってきました。

また、ゲージを消費して召喚した悪魔に自動攻撃をさせることもできるので、思ったよりも簡単に連続して攻撃させることもできます。

トドメはV自身で攻撃する必要があるものの、それもカッコよく決めてくれるのでさらに楽しくなりますよ。

多種多様な敵の種類

本作はエンディングまでクリアするのはそこまで長大なゲームではありませんが、その割には敵のバリエーションが非常に豊かでしたね。

種類自体も多いですし、なにより一体一体の個性が強くて良かったです。

敵は悪魔なので基本的に不気味で気持ち悪い見た目のヤツが多いんですけど、中には中二心をくすぐるようなカッコいいものもいたりするので、新たな敵と対峙するのがワクワクしました。

チャプターごとにボスも用意されているので、敵キャラ作成にも贅沢にリソースが割かれていますね。

うーん、気持ち悪いッ!けどそれが良い。

シリーズ未経験者にも配慮がある

そのまま遊んでもシリーズ未経験でもそんなに問題無い内容のストーリーでした。

ただ、キャラクターがいきなり増えたりして誰だか分からないということはあります。

そこで活躍するのがニコのレポートです。

メインメニューのギャラリーで見ることができますが、ニコの視点での登場人物などについての説明を読むことができます

人物だけでなく敵やアイテムの説明なども見ることができるのでたまに読んでおくと勉強になりますよ。

あと、ニコの感情も随所に入った文章なので単純に読んでいて面白かったです笑

また、タイトル画面の「HISTORY of DMC」という項目ではデビルメイクライ1~4までのストーリーをまとめたムービーを観ることができます

かなり情報が凝縮されているので、正直言うと筆者は全くの初見で観てもあんまり頭には入りませんでしたが、復習用のムービーとしては良いと思います。

ギャラリーでは、登場するキャラのモデルを色んな角度から見ることもできますよ。

60fpsで描かれる超現実グラフィック!

「PS4で最もグラフィックの処理が上手なゲームは何か?」

もしそう聞かれたら、僕は本作をまずは紹介すると思います。

この記事に貼っている画像を見ていただければ分かると思いますが、このゲームのグラフィックはフォトリアルを追求しているゲームの中でも最高峰です。

とまあ静止画だけ見ていてもよくある他のPS4のフォトリアルなゲームと大差がないですが、何が凄いのかというと、このクラスのグラフィックを維持していながら1080p60fps(標準のPS4)に対応しているんですよ!

4Kテレビ・モニターを持っていれば、PS4proなら4K60fpsで遊ぶことができます。

カプコンの「REエンジン」をはじめとした技術力は本当に素晴らしいと思います。

特に本作のようなスピーディーなアクションゲームの場合、フレームレートが高い方が明らかにゲーム体験が良くなりますので、開発スタッフの方々には本当に感謝です。

ついにPS4の時代をもって、ゲームのグラフィックはここまでの領域に到達したんだなと、昔からゲームをしている身としては感慨深くも感じましたね。

そしてそれだけではありません。

公式サイトの情報によると、このゲームは標準XboxONEでも1080p60fpsを実現しているんですよ…エグくないですか!?

ゲハっぽい語り方は嫌いなんですけど、標準PS4は標準XboxONEの1.5倍くらいの性能がありますから、PS4はこのゲームではまだ全力を出していない可能性が高いんですよね。

まあ時代はPS5に移ったので今後はそちらが主流になるでしょうが、PS4でも開発エンジンや最適化技術が優れているとここまでできるということを証明してくれたソフトの1つです。

道中のオブジェクトは多くが破壊できる

何気ない道中のマネキンですら…
攻撃を加えると破壊できてしまいます!

画像のように、道中にあるオブジェクトの多くは破壊したりして干渉できます。

まあだからといってなにか旨味があるわけではないですが、ビジュアル的には手が込んでいて素晴らしいと思いました。

グラフィックもフォトリアルな分、こういったリアルな表現が無いと逆に違和感につながってしまうと思うので、思った通りの現象が起こるのは没入感を高めるのに一役買っていましたね。

リニア式だが、隠し部屋などの探索要素もある

画像の部屋は、とあるステージの隠し部屋です。

探索したからと言ってそこまで大きなご褒美があるわけではないのですが、完全な一本道ではなくちょっとした寄り道要素があります。

また、ステージによっては隠しミッションが用意されていたりもするので、気になるところがあったら積極的に探索してみると新たな発見があるのが嬉しかったですね。

戦闘ばかりでも良かったですが、息抜き要素としてはちょうどいい塩梅だったと思います。

ちなみに、親切なことに行き先が分からない時のために、行くべき方向を示してくれる機能もあるのですが、こちらは確か1回も使いませんでした。

迷うほど入り組んだ道でもないので、あんまり必要のない機能だったかもしれませんね。

3D酔いにもかなり配慮されている

本作はオプション設定も優秀で、カメラの速度だけでなくカメラ距離も変更できます

プレイヤーキャラにカメラが近いのは3D酔いの大きな原因になりますので、カメラ距離を変更できるのはひじょーーーーーーに嬉しかったです(というか、全3Dゲームにこの設定付けるの義務にして欲しい笑)。

それだけでなく、カメラワークも酔いにくいように極力無駄な動きが抑えられている印象でした。

海外産のゲームなどではジャンプした時などにカメラが激しく動くせいで気持ち悪くなることもしばしばあるのですが、本作は激しくスピーディーなゲームにも関わらず酔いにくいようにかなり配慮されているのが良かったですね。

実際僕はかなり3D酔いが酷い体質なのですが、本作を何時間もぶっ通しでプレイしても全く3D酔いはありませんでした。

まあ激しさや派手さを演出するためにはカメラの動きは多い方が有利なのかもしれませんが、画面に酔ってしまってはプレイ不可能で全部台無しですからね。

3D酔いに関しては以下の記事でも思ったことをまとめているのでよかったら合わせてご覧ください。

PS4版が不完全版にならなくて良かった

本作にレイトレーシングやレジェンダリーダークナイトなどいくつかの要素を追加したスペシャルエディションがPS5など次世代機向けに発売されています。

スペシャルエディションは画質の向上など次世代機のパワーを活かしたものになっていますが、ゲームストーリーや使えるキャラクターなど本質的な部分は同じなので、FF7Rなどのように次世代機専用でストーリーを追加した完全版を発売しPS4版が不完全版になってしまう、というようなことがなくて良かったです。

確かデビルメイクライ4ではプレイヤーバージルなどの追加要素が次世代機でしか遊べない、なんてこともあったのですが、5ではちゃんとプレイヤーバージルをはじめいくつかの要素はPS4など現行機向けにも配慮されてアップデートされています。

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惜しい点

本作には欠点と思える部分がほとんどありませんでした。

ただ、褒めちぎるだけでは宣伝記事みたいになってしまうので、些細な事かもしれませんが一応2点だけ。

本作には「ニーズヘッグベビー」や「クリフォトの根」など道を阻むギミックがあるのですが、やることも単調なのでどうせならアクション要素100%のゲームとして振り切ってしまっても良かったのかなと思いました。

あと、フィールドで何度か回収することになるブルーオーブやゴールドオーブといったレアアイテムですが、回収するたびに説明画面が開くのは蛇足だったと思います(些細なことですみません)。

粗探ししてしまうのが人間の性だと思いますが、かなり隙の少ないゲームでしたね~。

(2023/5/17追記)
上記で紹介したことは改めて考えると惜しい点ではないと思いました。

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まとめ

突然謎のダンスが始まったのは笑いましたw

最初は覚える行動の多さから難しいイメージがありましたが、思ったよりも直感的に操作できますし、全部の技を使わなくてもゴリ押しすることができるのでプレイのハードルもそこまで高くなく、意外と万人受けするゲームなんじゃないかと思います。

戦闘が主目的のアクションゲームとしては、最高峰とも言える完成度の高さです。

グラフィックにだけ関して言えば100点どころか120点の完成度の技術力で、ゲーム業界を牽引するほどの作品でした。

シリーズ新規の方に向けた配慮もあるので、デビルメイクライシリーズを全く知らなくても十分楽しむことができますよ(実際筆者も全く知りませんでしたが、すごく楽しめました)。

総合評価: 100点/100点

このブログでは他にも僕がプレイしたゲームのレビューやゲームコラムを中心に掲載しているので、興味がありましたら他の記事もご覧いただけるとお役に立てるかもしれません。

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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