今回は初代ベヨネッタをレビューしていきます。
2009年に発売されたタイトルとは思えないクオリティに驚かされました!
今でも十分通用するレベルのゲームに感じましたので、そんな本作の良い点を中心にレビューしていきます!
まさか自分がDSで遊んでいる時代にこんなゲームが発売されていたなんて、あらためてPS3の凄さを実感しましたね…
ゲーム概要
発売日 | 2009年10月29日 |
対応ハード | PS3・4/Xbox360/WiiU/Switch |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 10時間 |
開発 | プラチナゲームズ |
良い点
超ド派手なクライマックスアクション!
ベヨネッタシリーズは初代から一貫して∞(ノンストップ)クライマックスアクションを売りにしていますが、これは誇張ではなく本当にどのシーンを切り取っても迫力が凄まじいです!
その分ゲームボリュームはかなり少ないですが、時間に対する満足感(タイムパフォーマンス)がトップクラスに優れたゲームと言えます。
無数の天使を次々になぎ倒していったり、超巨大なボスとの激闘を繰り広げたり、目まぐるしいスピード感でバトルが進んでいきます!
アクションゲームに定評のあるプラチナゲームズですが、本作にもそのエッセンスが存分に詰め込まれています。
映像面でのこだわりがすごい!
本作は2009年のゲームにも関わらず、映画級のハイクオリティかつど派手なグラフィックで作り込まれています!
正直2023年の今見ても申し分ないほどの美麗なグラフィックです。
プレイ時だけでなくムービーシーンもこだわり抜かれていて、不自然に感じるような挙動が全然ありません。
もちろん今でこそゲームの開発環境も進化して色々できるようになりましたけど、当時の技術水準を考えるとかなりすごいことをやってのけたゲームだったのではないでしょうか。
まるで一本のアクション映画を観ているような、そんな視覚的な満足感がこのゲームはずば抜けています!
必殺技の演出が多種多様
ゲージが溜まると発動できる、拷問器具を使ったど派手な「トーチャーアタック」、強大な魔獣を召喚して巨大なボスを葬り去る「クライマックス」は、いずれも迫力と演出の力の入れ具合が凄まじいです!
敵の種類によって演出も異なるので、使うたびにどんな場面が見られるのかワクワクしていました。
本作のド派手なアクションの目玉とも言える要素なので、ぜひその目で楽しんでください!
ウィッチタイムが楽しい
相手の攻撃を紙一重で躱すとと発動するウィッチタイムが戦闘に駆け引きを産んでいて非常に楽しいです!
ウィッチタイム発動中は敵の動きがスローになり一方的に攻撃できるようになります。
連続で決まれば決まるほどクセになる、ベヨネッタを語る上で欠かせない重要なアクションの1つです。
多種多様な装備
本作では操作キャラはほぼベヨネッタのみですが、使える武器にはたくさん種類があるので、普段とは一味違った戦闘を楽しむことができます。
武器ごとに多彩なコンボも用意されているので、覚えるのは大変ですが極めれば最高に爽快なバトルを楽しめます。
また武器だけでなくアクセサリーやアイテムも自分好みのものをカスタマイズできるので、自分だけの装備を探求する楽しみもあります。
アクションゲームが苦手な人にも配慮されている
本作ではアクセサリー「永遠なるマリオネット」を装備すると、ボタンを適当に連打するだけでコンボや回避などが次々自動で華麗に決まっていきます!
難易度ノーマル以上ではペナルティはあるものの、この機能のお陰でアクションが苦手な人でも簡単に華麗なプレイを実現できてしまいます。
最近のゲームではよく見られますが、2009年の時点でこういう機能が実装されていたのはなかなか親切だったのではないかと思います。
またこの機能のおかげで、アクションゲームが得意な人でも、お手本となる立ち回りを確認するのに便利だと思いました。
たまに挿入される別ゲーみたいな要素
本作には、時々バイクに乗って疾走したり、シューティングゲームのように敵を倒していくシーンが挿入されますが、こういう別のゲームみたいなシーンもかなり力が入っています。
単品販売されてもおかしくないようなクオリティの白熱のバイクに乗りながらの戦闘シーンやシューティングゲームのシーンは、通常時のアクションとは全く違ったゲーム性を楽しめるので新鮮でした。
その他の細かなこだわり
本作にはベンチやゴミ箱、窓ガラスなど一見ただの飾りに見えるオブジェクトでも、ちゃんと攻撃すると破壊できるようになっています。
こういう細かな配慮によっても、映像のリアルさと相まって没入感が飛躍的に増している印象でした。
また、本作のメインはあくまでも戦闘ですが、一応道中には少し探検・収集要素があるので、少し怪しい箇所を探索してみると新たな発見があります。
戦闘オンリーのゲームだと流石に疲労感が強いので、こういった探索要素が少しあるのも個人的には良かったと思っています。
余談: スマブラで見たことある動きがたくさん
スライディングの後回転蹴りをしたり、突進攻撃をしたり、ジャンプしたときに蝶の羽根のようなものが出てきたりなど、本作には大乱闘スマッシュブラザーズSpecialで見たことのあるモーションの数々が実際に見られたので、改めてスマブラが原作にすごく忠実に作り込まれていることが分かりました。
惜しい点: ボリュームはかなり控えめ
本作は一つ一つの映像や挙動がものすごく作り込まれているためか、ゲーム全体のボリュームはかなり控えめです。
敵も使いまわしがやや多いです。
僕は10時間もかからないくらいで1周クリアできましたので、フルプライスのゲームとしてはかなり時間的にはコスパが悪いです。
しかし、一つ一つのミッションで最高ランクを目指したり、異なる難易度にチャレンジしたりなど遊び方は多いので、やり込もうと思えばかなりたくさん遊べるとは思います。
また、個人的に「ボリュームが多い=良い」とは必ずしも思っていないですし、短い間に濃い体験ができるというタイムパフォーマンスの面ではこの上なくリッチなゲーム体験ができますので、なかなかゲームに時間が取れない方にもすごくおすすめできます。
おわりに
遊んでいて思ったのは、本作はCAPCOMのデビルメイクライシリーズとゲーム性がよく似ていることです。
若干の探索要素のある1本道のゲームシステム、チャプターごとの評価、技を購入して増やしていける、などなど共通点がかなり多いので、デビルメイクライが好きでしたらベヨネッタシリーズもかなり楽しめるのではないかと思います。
デビルメイクライ5のレビューも公開していますので、そちらもぜひ合わせて御覧ください。
PS3が登場してからまだ3年も経っていない時期に、こんな素晴らしいクオリティのゲームが登場していたのは驚きです。
改めてPS3のマシンスペックの高さとプラチナゲームズの技術力には驚かされましたね。
今では色々なハードで安く遊ぶことができますので、ゲーム機をお持ちでしたらぜひ遊んでみてください!
セクシー描写・グロ描写が苦手な方でなければ、2023年の今でもすごくオススメな1本です!
お気に入り度: 90点/100点
プレイ時間: 約10時間
このブログでは他にも僕がプレイしたゲームのレビューやゲームコラムをはじめその他雑記なども掲載しているので、興味がありましたら他の記事もご覧いただけるとお役に立てるかもしれません。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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