ゲームと言えば任天堂、と言えるほどに世界中で大人気の任天堂ですが、個人的には改善して欲しいことがいくつか存在します。
まあ今のままでも十分素晴らしい企業だとは思っていますが、消費者としてもっとここがこうだったらな~と思うところがありますので、今回は任天堂に改善して欲しい点を思いつく限り紹介していきます。
トロフィー機能が無い
(2023/10/18 追記)
ライバルのプレイステーションやXboxでは、トロフィーや実績というやりこみ要素がほとんどのゲームで設定されているので、目標を持ってゲームに臨むことができます。
しかし現状、任天堂のゲームハードだけトロフィーなどに類似の機能が搭載されていません。
個人的にゲームはやりこみ要素に惹かれる部分が大きいですし、今までのゲームのプレイ履歴が残るのは嬉しく思うので、できれば早急に似たような機能を実装して欲しいと思っています。
トロフィー機能が無いせいで、マルチプラットフォームで発売されるゲームはしばしばプレイステーション版を購入してしまいます。
後出しで画面大型化はどうなのか
僕はDSの時代からずっと任天堂の携帯ゲーム機を購入してきましたが、大きな不満があります。
それは、後出しで画面が大型化されたモデルを毎回発売している点です。
大きな画面で遊びたいと思う人は大勢いると思うのですが、なぜかハードのライフサイクルの後半になってからようやく出すケースが多いですよね。
Switchの有機ELモデルは6.2→7インチへ大型化、3DSLLは3.53→4.88インチへ大型化、New3DSは3.53→3.88インチへとやや大型化、DSiは3インチ→3.25インチへとやや大型化、DSiLLは3.25→4.2インチへ大型化。
このように任天堂は何度も後出しで画面を大型化してきました。
正直、始めから大型化したものを発売してほしいところです。
特にSwitch有機ELモデルなんて本体サイズはほとんど変わっていないんですから、テーブルモードで遊びたい人なんかは絶対始めから7インチの画面が良かったと思っているはずですよね。
ハードの発売日と同時に購入した人はまだそこまで不満は無いかもしれませんが、ゲーム機を買った直後に画面が大型化されたモデルが発表されたら相当ショックですよ。
大きい画面の方が目が疲れにくいですし迫力も違いますから、はじめからちゃんと最大限大きな画面に設計した上で発売してほしいです。
もちろん年月による技術の進歩や本体コストの影響は無視できないでしょうが、画面の大きさはゲームデザインにも影響があるので後から変わるのはどうなのかなと思います。
ソフトをもっと厳選してほしい
これはSwitch時代にかなり顕著な問題だと思っているのですが、Switchで発売されているソフトってちょっと玉石混交過ぎませんか?
ソフトの数自体が多いことは喜ばしいんですけど、流石にもうちょっと厳選した方が良いんじゃないかと思っています。
発売されているソフトの中にはスクリーンショットだけ綺麗で実際のゲーム画面はずさん、という詐欺のようなソフトも出回ってしまっているらしいんです。
Switchって比較的ライトユーザーも多いゲームハードだと思うんですけど、そのような層の人達が誤って購入してしまってがっかりするケースも多いと思うんですよね。
公式サイトのソフト一覧を見てて思うんですけど、玉石のうち石が多すぎると思うんですよ(失礼ですみません)。
いかにも安っぽいフリー素材で作られたのかと思うようなフォントのゲームばかりが並んでいるのは、ちょっと異常に感じます。
スマホやPCでもゲームが手軽にできてしまう時代にわざわざ家庭用ゲームを購入してゲームをプレイするのは、やはり家庭用ゲーム機でしか体験できない質の高いゲームが揃っているからだと思うんです。
PCでゲームをする人たちは比較的ゲーム情報に強い方々なので玉石混交なSteamなどでのゲーム選びに困らないと思うのですが、Switchは子供などのライトユーザーも多いゲーム機です。
ライトユーザーがあのソフトのラインナップ画面だけの情報から好きなゲームを見つけるのってかなり困難だと思うんですよ。
本来ならば一定以上の水準のゲームだけを並べて、どれを買っても後悔しないようなラインナップにするべきだと思いますし、その方がライトユーザーも多いSwitchの顧客満足度は高くなるのではないでしょうか。
パフォーマンスの保証
現在の家庭用ゲームハードでは、どんなパフォーマンス(解像度・fpsなど)でゲームを発売するのか明確なルールは無いみたいです。
しかし、個人的にはゲームハード側でパフォーマンスに関するルールは作って欲しいと思っています。
少し前に炎上系ゲームレビュワーが流行っていた頃がありましたが、情報が拡散しやすい今、パフォーマンス面で落ち度があるとすぐにゲームハードごと否定する輩が現れるんですよ。
もちろん任天堂から発売されるゲームの場合は心配ありませんけれど、サードパーティから発売されるゲームソフトの場合問題になることがたまにあるので、任天堂側が制限を課してソフトのクオリティを保証してほしいです。
任天堂のハードに限らず、パフォーマンス(解像度・フレームレート)もソフトの評価や印象に大きな影響があります。
例えば、次世代Switchならば1080p60fps以上に対応したソフトのみを発売できるようにするとか。
そのようなルールがあれば消費者は安心してソフトを購入できるようになりますし、開発側もどこまでパフォーマンスを最適化してゲームを作れば良いのか明確になりますので、両者にとって都合が良いと思うんですよね。
上の項目にも似たようなことを書きましたが、このようなパフォーマンスの問題で損害を被るのはライト層のユーザーだと思います。
ヘビーなゲーマーならばゲーム機ごとの性能をある程度把握しているので無茶な移植がされているソフトを避けることができますが、ライト層の人たちは発売されている以上は快適に遊べるものだと思ってしまうはずです。
実際僕もプレイステーション版から移植されたSwitch版のソフトを遊ぶまではそう思っていました。
ファイナルファンタジー15のポケットエディションなんかは、モデリングを簡略化することで別のハードでも快適なパフォーマンスを発揮できるようにしている賢い例だと思います。
据え置きのみの廉価機種も発売してほしい
こちらはSwitchのみの話になりますが、同じようなコンセプトの次世代機が発売されるならば、据え置きのみで遊べる廉価機種というのも発売して欲しいと思っています。
僕はSwitchをほとんどTVモードでしか遊ばないので、液晶画面とか、バッテリーとか、本体とドックが分かれている所とか、スピーカーとか、無駄なものにお金を払ってしまっている状態なんです。
純粋な携帯機としての需要からSwitchLiteも発売されたのですから、同じ様に据え置き特化の廉価機種があってもいいのではないでしょうか。
(あと個人的にですが、携帯ゲーム機の場合液晶保護フィルムを貼る作業で強迫症状が悪化するのでめちゃくちゃ苦痛なんです。キレイに貼れないとそれはそれで気になってしまいますし。)
一方、据え置き特化だからといって一時期噂されていたような性能的に上位の機種である必要はないと思っています。
もしSwitchのようなゲーム機で上位機種が発売されたら、TVモード・携帯モードと通常モデル・上位モデルで計4つものパフォーマンスを設定する必要が出てきます。
流石にこれでは統一された性能という家庭用ゲーム機の強みが発揮できませんし、開発側の苦労も増してしまいますからね。
純正コントローラーをもっと頑丈に、安くしてほしい
Switchに限った話ではありませんが、最近のゲーム機のコントローラーってやたら値段が高くないですか?
SwitchのプロコンやPS5の純正コントローラー(白)は税抜き7000円、ジョイコンやPS5のその他の色の純正コントローラーに至っては税抜き8000円もします。
限定品やコラボモデルだとさらにプラス1000円ほど高くなります。
これは社会人でも手が出しづらい値段だと思いますし、ましてや子供や学生なんかは気軽に買ってもらえる値段じゃありませんよね(余談ですが、筆者が子供の頃はクリスマスや誕生日プレゼントは5000円までという決まりがありました)。
なぜこんなにもコントローラーの値段が高いのかと言えば、やはり色々な機能を盛り込みすぎだからだと思うんです。
SwitchのコントローラーにはHD振動やモーションIRカメラ、NFC機能や精密なジャイロセンサーなどいろんな機能が盛られていますが、正直純粋にゲームを楽しみたいゲーマーからすると必要な機能だとは思いません。
少なくとも僕が純正品のコントローラーを購入するのは、接続の安定性やアナログスティック・ボタンの精密さ、遅延の少なさなどが理由です。
豪華な振動機能やほとんど使われていないカメラ機能などはずっとOFFの状態です。
またこのようにいろんな機能が詰め込まれていると、その分コントローラーの壊れやすさにもつながってしまうと思うんです。
実際にSwitchのジョイコンはアナログスティックやボタンの貧弱性が問題になっていましたし、アナログスティックのドリフト現象はPS5などの他の機種のコントローラーでも問題になっていました。
コントローラーって人によっては消耗品だと思いますし、そんなものが壊れやすくて値段も高かったら嫌ですよね。
個人的にはできれば今後発売するコントローラーは機能をもっとシンプルにして、壊れやすさと値段を改善して欲しいですね。
もしくは振動機能や必須ではない機能を削除した廉価版コントローラーをラインナップに加えるのもいいかもしれません。
初心に戻って、ゲームキューブ時代の2000円台の頑丈なコントローラーを見習って欲しいです。
似たようなことは以下の記事でも紹介していますので、興味がありましたら是非ご覧ください。
ゲームハードの値段
任天堂のハードって、どちらかというと割高な印象があります。
いやもっと正確に言うと、ライフサイクル後半においては割高に感じます。
例えばSwitchの場合、発売日時点で税抜き3万円でしたが、その時点では適正価格だったと思うんですよ。
しかし6年以上が経った今でも同じく税抜き3万円のままなんです。
しかも有機ELモデルに関しては、Switchの発売から4年半以上経ってからの発売なのにまさかの税込み3万8000円でした。
一応Switchだって電子機器なんですから、数年も経てば製造原価はかなり安くなるはずです。
なのにずっと同じ値段のままというのはちょっとおかしいような気がします。
このような価格を変えない姿勢の弊害として、ハードのライフサイクル後半にハードの販売台数が落ちやすいというのがあります。
時代や性能に見合った価格設定にしておかないと、消費者も馬鹿じゃないので特に年月が経った後だと手を出しづらくなります。
コンソールゲーム事業はハードが十分に行き渡ってこそ利益が生まれるのですから、ここはプレイステーションなどにならって年月とともに値段を段階的に下げていくことを実施してもいい気がします。
因みに、よく話題になる任天堂ハードの性能についてですが、個人的には今のままの性能軽視の路線でも別に良いのではないかと思っています。
どうせ電子機器の性能なんて数年もすればどんどん嫌でも上がっていくのですから、プレステのように時代を先取りしたハードにも何年か経てばすぐ追いつきますし(プレステももちろん魅力的ですけどね)。
当然性能軽視の路線で行く限りは、ハードの値段は相応に安くないと厳しいですが…。
ゲームソフトの値段
上の項目で紹介したゲームハードの値段にも通ずることですが、ゲームソフトの値段についても少し疑問に思うことがあります。
それは発売から年月が経ったソフトの値段についてです。
ほとんどの企業は発売から数年もすればソフトの値段を少し、もしくは大幅に値下げしているのに、任天堂は僅かなセールを除けばほとんど値下げをしません。
カタログチケットのおかげで発売日には他のゲームよりも安く買えるメリットがあるのでそれはすごく良いと思うのですが、流石に4年も5年も発売から年月が経てば価格を見直しても良い時期ではないでしょうか。
以下の記事でも触れていますが、高いソフトを少数に売るよりも安いソフトを比較的大勢に売ったほうが将来的な利益は大きくなると思うんですよね。
海外大手のソフトなんかは顕著にそのような姿勢が表れており、年月が経った後は頻繁に大幅なセールをすることで薄利多売の姿勢で販売を続けています。
ハードだけでなくソフトにも旬というものはありますから、時間が経って新鮮味がなくなったソフトはいくらか値下げしてもいいと思います。
企業としての利益も結局売れる本数が多くなるので上がると思いますし。
まとめ
今回紹介したことをまとめると以下のようになります。
- トロフィーや実績機能が無いので、ゲームをやり込むのにいまいちモチベーションが湧かない
- 携帯ゲーム機において、後出しで画面を大型化して発売するのはどうなのか
- 特にSwitchにおいて、発売するソフトはもっと厳選した方がいいかもしれない
- 買ってからがっかりすることのないように、ソフトのパフォーマンスについてハードメーカー側でルールを設けるべき
- Switchのようなハイブリッド型のゲーム機を今後も発売するならば、据え置き特化の廉価機種も発売してほしい
- 純正コントローラーをもっと安く・頑丈にしてほしい
- ライフサイクル後半のゲームハードの値段の見直し
- 発売から年月の経ったソフトの値段の見直し
いかがでしたでしょうか。
以前Switchの好きな所に関して以下の記事を書いた時は良い面に注目しましたが、今回は任天堂に改善して欲しいところを思いつく限り紹介してみました。
まあただの一消費者の意見に過ぎませんから、別にこの記事を書いたからと言って何が変わるわけでもないですが、自分の備忘録的な意味も込めてまとめておきました。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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