注: この記事は2023年1月21日に筆者が運営する別のサイトで公開したものを本ブログへ移転したものです。
以前こんな記事を公開しました。
上の記事ではいずれ発売するであろう次世代Switchの発売日をいくつかの理由から考えて予想しましたが、性能などに関しては言及しませんでした。
そこで今回は、次世代Switchの性能がどの程度のものになるのかをいろいろな視点から予想してみたいと思います。
まだ気が早いかもしれませんが、興味がありましたら是非最後まで読んでいってください。
GPUはどの程度のものになるのか
ゲーム機の要とも言えるGPU性能ですが、次世代Switchではどの程度の進化になるのでしょうか。
WiiU→Switchの場合、ハードの設計上あまり大幅な性能向上はありませんでしたが、今のSwitchは次世代Switchへ進化させる場合、かなり大幅な性能の向上が期待できるのではないかと思います。
任天堂の据え置きゲーム機は2世代に1回大幅な性能アップをしている
過去の任天堂ハードの例から見ると、64→GCの時は大幅な性能アップ、GC→Wiiの時は大きな性能面での進化は無し、Wii→WiiUの時は大幅な性能アップ、WiiU→Switchの時は大きな性能面での進化は無し、といった感じで性能向上が交互に行われてきた歴史があります。
おおよそ任天堂の2世代分でプレイステーション1世代分の進化といったところでしょうか。
このパターンが毎回続く保証はどこにもありませんが、今のSwitchのハードの特性上、次世代機では確実に大幅な性能アップをしてくることは間違い無いと思います。
4K解像度への対応が迫られている
ゲームの解像度は長らく1080p(フルHD)が一般的でしたが、もう少し経てば4K解像度のテレビなどが家庭にも一般的に普及してくるでしょうから、その頃には任天堂も4Kに対応せざるをえなくなると思います。
モニターの解像度とゲームのレンダリング解像度は少し厄介な関係で、モニターの解像度を下回る解像度の映像ではどうしてもピクセルのズレからぼやけて見えてしまう特徴があります。
簡単に言うと、フルHDのテレビでフルHDの映像を見る場合と、4KのテレビでフルHDの映像を見る場合とでは、たとえテレビの大きさが同じだとしても、後者の方が映像がぼやけて見えて汚く感じるということです。
そのような理由もあるので、数年後には一般的に普及しているであろう4K解像度に合わせるべく、Switchも4Kへ対応してくるだろうと思います。
標準PS4以上、PS4pro未満のGPUの性能だと予想
現在の任天堂製タイトルの多くはフルHDの解像度ですから、単純計算で4Kを目指すとなると4倍の性能は確実に積んでくると思います。
また解像度だけでなくグラフィックの向上にもリソースが必要ですから、実際はもう少し上で、現在のSwitchの5~8倍くらいの描画性能を積んでくると予想します。
GPUだけを比較すると、通常のPS4はSwitchの約4.5倍の性能がありますから、願望的な意味合いもありますが、それは超えてくると予想します。
ただしPS4proのGPUレベルには達しないと思います。
あくまで現在のような据え置き・携帯一体型のゲーム機となる場合ですが、どうしてもバッテリーや排熱の関係上、そこまで大胆なスペックアップは無理だと思うからです。
PS4proのレベルというとあのPS5の約半分の性能に達しますが、携帯機としても使えるゲーム機を目指す場合それは現実的ではないでしょう。
少し前にスチームデックという海外産のSwitchのようなゲーム機が発売されましたが、一番安いモデルでも約6万円からと非常に高額な割に、GPU性能は標準PS4以下でしたから、いかに携帯ゲーム機でハイスペックを目指すのが難しいかが分かります。
メモリはどのくらい?
ゲームの開発においてメモリの量は重要です。
特にオブジェクトの量を増やしたり、そもそものゲームの開発のしやすさにはメモリの量が直結します。
昔PS3がメモリ量の少なさからゲーム開発に難航した過去もあるくらいですから、ここは潤沢なメモリを積んでくると予想します。
具体的には、8~12GBくらいが妥当なところかなと思います。
実は今のSwitchも4GBのメモリを搭載しているので、性能の割には十分なメモリと言えるのですが、次世代機ではグラフィックの向上も伴ってPS4以上の映像表現はできるようになるでしょうから、PS4の8GB以上は確実に搭載してくるでしょうね。
ストレージはどのくらい?
地味に少ないと不便なのがストレージ容量ですが、次世代Switchではかなり心許ない容量になるのではないかと思います。
というのも、次世代機ではおそらくSSDを搭載してくると思うので、コスト的にあまり容量の大きなものを搭載できないと思うからです。
あまりスマホのストレージなどに詳しくないですが、現在のようなeMMCのストレージでは次世代基準のグラフィックではロード時間等がネックになると思うので、ここは妥協せずにSSDを搭載すると思います。
コストの問題もあるので、一応予想としては128GB~256GBくらいになると予想します。
画面のサイズは?
次世代Switchでは間違いなく、今発売されている有機ELモデルの7インチ以上の画面サイズになると思います。
スマホも随分と大画面化が進んできていますから、現実的に持つことができるサイズを考えると7~8インチが妥当なところでしょうか。
価格は?
円安が今異常なペースで進んでいるのでなかなか予想がつきませんが、過去のSwitchの有機ELモデルが38000円であることを考えると、安くても35000円はすると思います。
WiiUの頃までは25000円を貫いていた任天堂ですが、流石に維持するのが難しくなってきたようで、Switchではかなり値上げしてしまいました。
ただ、任天堂ゲーム機の購入層を考えると流石に4万円を超えてくるのは厳しい気がしますので、一応予想としては35000円以上40000円未満になると予想します。
対応する解像度・フレームレートは?
GPUの項目でも少し書きましたが、HDMI2.0、4K60fpsが出力上限になると予想します。
枯れた技術の水平思考な任天堂ですから、4K120fpsはまだ搭載してこないと思います。
ただ、あくまで4K60fpsを出すのは任天堂など最適化の上手いソフトや処理の軽いソフトのみで、欧米産のフォトリアルな処理が重いタイトルなどは1440p、もしくは1080pくらいになってしまうと予想します。
DLSSやフレーム補間技術など先進的な技術を搭載するならもっと上を目指せるでしょうが、あまり任天堂は最新のお金がかかるような技術は載せて来ない傾向がありますので、現実的にはDLSSやフレーム補間技術は無いだろうと思います。
レイトレーシングは?
レイトレーシングは対応しないだろうと予想します。
PS5でもレイトレーシングをONにするとフレームレートが半分くらいもっていかれるほど処理の重い技術ですので、まだ対応させても十分に活かすことはできないと思います。
コントローラーはどうなる?
今のジョイコンに搭載されているほとんどの機能が引き継がれると思いますが、モーションIRカメラは現状役立っている場面がほとんどないので削除されると思います。
他にどんな機能が追加されるのかについては、正直皆目検討がつきません。
ただ、新しい面白いギミックが搭載されているのが任天堂ゲーム機の特徴なので、今度はどんな驚きをくれるのか楽しみです。
ただ、面白いギミックを搭載してくれるのは良いことなのですが、純正コントローラーの値段に関してはもっと安くして欲しいです。
コントローラーって人によっては消耗品だと思うので、できれば純正品は4000円以内に収めて欲しいというのが個人的な希望です。
ちょっと話が逸れましたが、コントローラーの値段に関しては、以下の記事でも紹介しています。
上の記事では、Switch次世代機やPS6等の次世代ゲーム機に希望することについて個人的な意見をまとめています。
部外者の要望に過ぎませんが、興味がありましたら合わせてご覧ください。
まとめ
次世代Switchのスペック予想をまとめると
- GPUは標準PS4以上PS4pro未満
- メモリは8~12GB
- ストレージはSSDで128~256GB
- 画面サイズは7~8インチ
- 価格は35000円以上40000円未満
- 対応する解像度・フレームレートはMAX4K60fps
- レイトレーシングは対応無し
というのが個人的な予想になります。
少し前に発売したスチームデックがかなりの高額商品だったので、次世代Switchも価格上昇は避けられないと思っています。
全体的には標準PS4のスペックを少し上回るくらいの落とし所で来るのではないかと個人的には思っています。
まあ安さを優先した場合PS4以下になることも考えられますが、そこは願望も込めてスペックは高めの予想にしておきました。
画面サイズが7~8インチと今の標準のSwitchよりも大きめに予想しましたが、それにともなって本体サイズも若干大型化するのではないかと見ています。
現実的に予想したくらいのスペックを盛り込むとなると、排熱のことも考えてそれなりに大きさが必要になると思います。
実際スチームデックがかなりゴッツい大きさに仕上がっていましたので…。
このブログではゲームのコラムや僕がプレイしたゲームソフトのレビュー、購入した商品のレビューなどを行っているので、興味がありましたら他の記事も見ていただけるとお役に立てると思います。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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