今回は名作インディーゲームのICEYをレビューしていきます!
色々なレビュワーの方々が高評価をしている作品なだけあって、期待していた通りすごく楽しめました!
特色であるメタ視点のナレーションが尖った個性の作品ですが、2Dアクションとしても十分に完成度が高く、短いゲームながら夢中になってバトル部分も楽しめました!
そんな本作の良い点を中心にレビューしていくので、是非最後までご覧ください。
ゲーム概要
発売日 | 2016年11月17日 |
対応ハード | Switch, PC, スマホ |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 2時間 |
発売元 | X.D. Network |
良い点
メタ視点のナレーションに心揺さぶられる
本作最大の特徴と言えるメタ要素満載のナレーションですが、実は普通にナレーション通りに物語を進めているだけだとメタ要素を感じることはありません。
しかし、ナレーションとは別の行動をしてみたり、実績(ゲーム内のやりこみ要素)をコンプリートしようとすると途端にプレイヤーを直接批難するような言動が多くなり、メタ要素を存分に体験することができます。
中にはプレイヤーの選択を深掘りして心えぐられるようなことも頻繁に言ってくるので、実績集めをしている時はちょっとしんどいときもありました笑
また重要な要素として、日本語版のナレーションは声優の下野紘さんが担当されているので、下野紘さんのファンの方にもオススメできます!
2Dアクションがシンプルに楽しい
本作は横スクロール型の2Dアクションゲームで、基本的には敵と戦闘していくことで先に進めるようになります。
メタ要素にどうしても目が行ってしまいますが、2Dバトルアクションゲームとしての完成度も高く、スピーディーな戦闘が結構クセになる楽しさです!
敵を倒すと全体攻撃ができる必殺技をうてるのですが、これと通常攻撃を連続で行っていくことで絶え間なく攻め続けることができ、連撃を続けられると心地良いです。
また、敵の攻撃に合わせてダッシュでかわすとカウンター攻撃を仕掛けることもでき、敵の攻撃パターンが分かると一方的に攻められるようになるのも楽しい点です。
また移動に関してもキビキビ縦横無尽に動き回れるので、動かしているだけでもちょっと楽しいですね。
2Dアクションゲームとしてもかなりオススメです!
2次元アートが美しい
本作は基本的に2次元アートで構成されていて、そのどれもかなり手が込んでいて視覚的にも楽しめました。
森の中の鬱蒼とした感じとか、寂れた街の退廃的な風景とか、どれも悲壮感があふれるものとなっていてゲームにしっかり合っていので、雰囲気づくりにおいて良い役割を果たしています。
強いて言えば広大な描写の風景があれば個人的にはどストライクだったんですけど、あんまり壮大さを感じる背景アートがなかったのは少し残念でしたね。
また背景のグラフィックだけでなく主人公のICEYも精細に描かれていてかわいいので見ていて癒やされます。
敵のデザインに関してはメカメカしいものが大半で、これはこれで細部まで拘って描かれているのが伝わってきて良かったです。
同じ骨格でもデザインが違う上位の敵が用意されているのも作者のこだわりを感じました。
繰り出せる技が多彩
本作はゲーム自体のボリュームを考えると非常に沢山の技が用意されています。
はじめから全てを使えるわけではなく、ゲーム内通貨で購入していく方式ですが、すべてを使いこなそうと思ったら結構大変だと思います。
しかしクリアするためにはすべての技を使いこなす必要はなく、あくまでお楽しみ要素として豊富なコマンドが用意されている感じです。
RPGのように徐々に使える技を増やしたり技自体を強化することができるようになっているので、どんどんICEYが強くなって敵との戦闘が楽しくなりますよ!
最後に喋りだしたICEYに少し感動した
本作で喋るのはずっとナレーションだけだと思っていたんですけど、最後に少しだけICEY自身が話し始めた時はなぜだか鳥肌が立ち感動してしまいました。
ずっとプレイヤーに操作されるだけの存在だったキャラクターに感情が芽生えたような描写に心打たれたのかもしれません。
惜しい点
敵やステージの使い回しが少し多い
本作は普通に進めれば2時間もかからずにクリアまで進める事ができますが、少なめのボリュームに対して敵やステージの使い回しがちょっと多く感じました。
メタナレーションで暴露されていたように開発予算や期間が足りなかったんでしょうかね?笑
ただステージに関しては単純にそのまま使い回すのではなく、一応少しエフェクトや敵の配置などに変更が加えられていたのは良かったです。
終わりに
今回はゲーマーからの評価の高いインディーゲーム「ICEY」をレビューさせていただきました。
メタ視点の笑いを誘うナレーションだけが魅力ではなく、戦闘アクションとしても完成度の高い作品でかなり気に入りました!
やはりインディーゲームはこういった尖った個性のある作品が多いのも良い点ですね、今後も意欲的な作品が多く生まれることを願います。
メタナレーションにもあったようにゲームづくりは物凄く大変なことだと思いますが、日夜大小様々な作品が発売されているのは本当に素晴らしいですね。
ちなみに、本作の実績のコンプリートにかかる時間は何も見ずに手探りですとプレイし始めてから8~10時間くらいはかかってしまうと思いますが(特定の場所で放置しなければいけないなど、実績解除の条件は分かりづらいものもあります)、攻略サイトを見ながらでしたらプレイし始めてから4時間くらいで全ての実績をコンプリートできるくらいのボリュームとなっています。
僕はせっかちなので攻略サイトをがっつり見て実績集めをしてしまいました笑
日本ではPS4で発売されていないのでトロフィー集めができないのが少し残念でしたが、Switchでもメタ視点のナレーションを存分に味わいたい方は是非実績コンプリートを目指してプレイしてみてください!
お気に入り度: 85点/100点
プレイ時間: 4時間
このブログでは他にも僕がプレイしたゲームのレビューやゲームコラムを中心にその他雑記なども掲載しているので、興味がありましたら他の記事もご覧いただけるとお役に立てるかもしれません。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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