【マリオVSドンキーコング2 ミニミニ大行進! 全コースクリアレビュー】タッチペンで導く段取りパズルの名作!

ゲームレビュー
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今回は手軽に遊べるパズルゲームの名作「マリオVSドンキーコング2 ミニミニ大行進!」をレビューしていきます。

小学生の頃友人が遊んでいたのを一緒に横で見ながら楽しんでいた記憶が薄っすらあるのですが、ちゃんと自分で遊んでみたのは初めてです。

20年ほど前のDSのゲームソフトになりますが、今でも見劣りしない楽しいパズルを体験できました!

ゲーム概要

発売日2007年4月12日(北米では2006年9月25日)
ジャンルアクションパズル
クリア時間(目安)約6時間
開発任天堂

良かった・楽しかった所

上手くいくと心地良い導きパズル

本作は一度動かし始めると自動で進み続けるミニマリオをゴールまで導くという少し変わったシステムのパズルゲームで、あらかじめ仕掛けを作動させていく手順を考えておく段取りが醍醐味のゲームです。

  1. まずはステージ全体の仕掛けを観察
  2. ミニマリオを動かし始める
  3. 計画通りに仕掛けを操作
  4. ゴールまでミニマリオを導けばクリア

これが基本的な一連の遊び方で、手軽なゲームですが最初に動かしはじめてからリアルタイムで進行していく緊張感が独特な面白さを感じさせてくれます

ミニマリオは1体だけではなくステージに複数配置されているので、それぞれを同時並行でゴールまでうまく導くのが最終的な目標となっています。

慣れない内は知らない場所でミニマリオが壊れたり事故が多発していたのですが、リトライしてタイミングや順序を把握して上手くゴールまで全体運びきれると心地よい達成感がありますよ!

多彩なギミックで頭を使う

ゲーム本編自体は5、6時間もあれば十分クリアできるようなボリュームですが、しっかり色々なギミックがたくさん用意されているので新しいものが登場すると毎回少しワクワクしました。

最初は同じ色のスイッチを押すとその色のブロックが伸び縮みするような単純な仕掛けが多いのですが、終盤になるほど特殊なギミックが増えていき、掴まって移動したり真上に飛び上がれる回転バー・スイッチを押すと今いる場所で足場として固定されるゆーれいヘイホーなど、使い方が独特なものが多いです。

新しく追加されるギミックに関してはヘルプからいつでも使い方が動画で確認できるようになっているので後で忘れてしまっても安心です。

他にも、タイトルのように今作のボスキャラはドンキーコングなので、ゴリラやサルの見た目の玩具もたくさん登場します。

触ったらアウトになる敵キャラも他にいるのですが、ゴリラやサルに関してはステージ上のギミックとして配置されていて、上に投げられてジャンプ台のように使えたり、ネクタイに掴まって移動手段として使えたりなど、他の仕掛けと同じよう利用できます。

しかし一通り遊んでみて思ったことは、色毎に伸び縮みするブロックとか消したり戻したりできる足場とか、最初の方に出てくるシンプルな仕掛けのギミックの方が後々の仕掛けの難しさに大いに貢献していることでした。

特殊な仕掛けはやれることが案外明確なので分かりやすいのですが、単純な仕掛けの方が手順をひねって複雑なパズルを作りやすいんでしょうね。

その辺は学問とか仕事の場とか、他の事例にも共通してるかも、と思ったりしました。

ハイスコアを目指すほどパズル要素が大きくなる設計

本作はステージに配置されたミニマリオを1体でもゴールさせられればステージクリアとなりますが、正直1体ゴールするだけならあまり作戦を練らずとも終盤までクリアでき、エンディングまで遊ぶだけなら割とあっさりと終わってしまうかもしれません。

しかし、本作は金星のハイスコアを狙ってクリアしようとすることでパズル設計の巧みさに触れることができるようになっています

ステージを一見するとミニマリオやギミックがあちこちに分散されてて散らかった印象をまず受けるのですが、スタート地点の配置やギミックの順番や場所が、ミニマリオを立ち止まらせずに綺麗にコインや仕掛けを突破していくとちょうどいい場所に置かれていることにだんだんと気づきました。

とはいえ最高評価を得るのに手順は色々用意されていますので、そこまで窮屈に解を求めるようなパズルではなく、以下の2つの点に注意すれば金星の評価を大抵得られるようになっていました。

  1. ミニマリオは全て連続でゴール(ゴールドミニマリオは最後)
  2. 一度動かしたミニマリオは停止させない

このどちらかが欠けてしまうと大きくスコアが下がり、金星評価はなかなか貰えないようになっているようです。

逆に、

  • ステージに散らばっているコイン
  • クリアタイム

この2つはあまり気にしなくて良いくらい緩めに設定されている印象でした。

コインはどちらかと言うとおすすめの経路を提示してくれるヒントとして活用しやすいかもしれませんが、取りこぼしがあっても普通に金星が貰えます。

また一応制限時間はあるものの、時間はかなりゆとりを持って設定されている印象なので、上記の点を抑えてクリアすれば評価ランクに影響することはあまりなかった印象です。

手際よく最適ルートでミニマリオを導く必要はなく、停止させずに同じ場所を多少ウロウロさせておくのは大して問題がない設計でした。

ちょっとアクション要素もある

ほとんどは操作手順が大事なパズル要素ですが、ミニマリオを手動でジャンプさせると1マス分は飛び越えられたり、アイテムボックスを叩いたり、正面の敵に乗ることができたりなど、100%パズルではなく少し融通が効くアクション要素もあります

敵をジャンプで避けたりとか、そういうアクションの操作が必須な場面はほとんど無いですが、間違った方へ進んだり敵が向かってきた時などに、即詰みではなくちょっとだけ余白を持たせた作りになっています。

完全にステージ設計通りに進めなくてはいけない緻密なパズルではなく、少し融通が効く柔軟さがパズルゲームとしての窮屈さを減らしてくれているように思いました。

方向と先読みが重要なボスバトル

各ワールドでのドンキーコングとのボスバトルでは、下画面のミニマリオを砲台から発射して上画面で動き回るドンキーコングに攻撃を仕掛けます。

2画面をまたいで戦うので俯瞰的に見るのが大変で、適宜上から降ってくる障害物に気をつけつつ狙った方角へミニマリオを撃つのが案外忙しくて楽しいです。

砲台は真上だけでなく斜めに角度を付けて発射するので、壁での反射も考慮して狙う必要があります。

ボス戦ではミニマリオの残基をなるべく減らさず、なるべく短時間で勝利するのが金星評価に必要で、何度も挑戦して行動パターンに慣れていくと楽でした。

20年くらい前、誰か友人のゲーム機でこのボスバトルの映像をよく見ていたので、少し懐かしく感じるゲーム画面でした。

オマケ要素のヘイホーもぐら叩き

土管から次々出てくるヘイホーをタッチペンでつんつんして破壊していくミニゲームがおまけで遊べるようになっています。

途中からタッチしてはいけないボム兵も混ざってきたり、土管の配置が変化したり工夫されています。

速く壊すほど次のヘイホーも速く出てくるので、ハイスコアを目指すならとにかく速く・間違えずにつつきまくるという、至ってシンプルな内容となっています。

今でこそタッチ操作で遊ぶのはスマホを筆頭に当たり前になっていますが、当時は画面をタッチして遊ぶゲームの黎明期だからこそ、とてもシンプルながら模範的な作りのゲームだったように思いました。

自分で本格ステージづくりができる!

アクションゲームのマリオ本編でステージづくりができるようになった大ヒット作品のスーパーマリオメーカーは次世代機の3DS・WiiUでしたが、本作でもかなり本格的にステージを自作できるモードがあります。

メインゲームを進める毎に使用できる素材が増えていき、ゲーム内に登場するさまざまなブロックやギミックをそのまま好きなように配置できます。

あまり自作することに興味がわかなくて自分は遊びませんでしたが、作ったステージは他のユーザーに渡したりできるので、今はほぼいませんがDSを遊んでいる人が他にいるなら一層楽しめるコンテンツだと思います。

2006年発売ですからこれだけ親切なステージづくりができるゲームというのもかなり珍しかったんじゃないかと思いますし、先駆的なソフトづくりが流石です。

なつかしのラスボス&裏ボスステージ

各階のボスは上記で紹介したような砲台を打ち込んでいくミニゲーム形式なのですが、ラスボスと裏ボスのステージだけは全然形式が違って、最初期のマリオとドンキーコングのゲームをオマージュした形式となっています

ミニマリオを操作して、上からどんどん降ってくるタルや炎の敵キャラを避けつつ、はしごを登っていきミニマリオを上画面まで届けるとドンキーコングに攻撃できるようになっています。

パズルと言うより複数のミニマリオと敵の状況を管理するちょっと忙しい内容となっており、ステージに配置されたハンマーなども上手く活用して攻略していきます。

タルをジャンプで避けたり1マス分の幅なら飛び越えたりなど、ここでもアクション要素が活かせる場面が多いです。

僕は最初慣れなくて何度も失敗していたんですけど、欲張ってミニマリオを全部意識せず、1体を確実に届けられるようにしながらなんとかクリアできました。
シンプルなステージだけど、炎がはしごを登ったり降りたりした時どっち側に進むのか分からなかったりランダム要素もあるのが厄介で苦労しました。

裏ボスに関しては40個の銀星・金星評価を集めることで挑めるようになっており、全ステージで高評価を取る必要はありません。

別にドンキーコングは悪者じゃないので、仲直りしてハッピーエンド!

少し不便に感じた所

自動停止中のミニマリオがやや判別しにくい

基本的には動き始めたミニマリオは停止させるまでずっと前進していく仕様なのですが、自動で昇降する足場など一部のギミックの前では、前進中でもギミックが進めるようになるまでその場で停止するようになっています。

ステージ全体を1画面に収めることはできないのでプレイ中は画面を頻繁にスクロールするのですが、ミニマリオの数が多いステージだとわざと一時停止さているのかギミックの前で自動的に一時停止しているのか一瞬迷う時があり、この一瞬の混乱が時折動かすタイミングを間違えてしまうことがありました。

任意で停止させている時と、自動で一時停止している時、それぞれで判別できるようなミニマリオの動きが用意されていると少し親切だったように思いました。

複数体を一気に停止できない

タッチペンのみで操作を完結する所がDSらしさの光る本作ですが、何体か一列になって前進しているミニマリオを素早く停止させるのはしばらく慣れませんでした。

というのも、本作は前進しているミニマリオが停止しているミニマリオにぶつかると停止しているマリオも前進し始めるという仕様になっており、並んで前進しているのを止める時は後ろから順にタッチした方が安定します。

僕は癖で1番前を歩くミニマリオから停止させてしまうことが多く、停止した直後に後ろのミニマリオに衝突されてまた歩き出す、というグダグダを何度もやってしまいました。

これが壁際とか小狭い場所だと勝手に方向転換しだして余計に全部止めるまであたふたすることも多く、何かしら一気に全部停止させるコマンドがあれば少し快適さが増したように思いました。

後から説明書で気づいたのですが、停止したミニマリオはタッチし続けておくと他のミニマリオに追突されても動き出さないようです。

とはいえ、本作はハイスコアを取るためには一度動き出したミニマリオはノンストップでゴールさせるのが重要なゲーム性なので、少し不便な点で挙げた2つの項目が気になるのは最初の慣れないうちだけでした

おわりに

今どきの華やかで刺激的なゲームももちろん楽しいですが、こういった自分の世代の懐かしさを感じるゲームも時々遊びたくなるんですよね。

特に子供の頃遊びたかったのに全然満足にできなかった、という感覚を覚えているので、ついつい今でも昔のゲームに惹かれてしまいます。

2006年リリースの本作ですが、画作りも美しいし動きも自然でクオリティの高い作品でした。

DSで手軽なパズルがしてみたい方におすすめです!

個人的総合評価: 🌕️🌕️🌕️🌑🌑

プレイ時間: 約7時間

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