注: この記事は2022年6月3日に筆者が運営する別のサイトで公開したものを本ブログへ移転したものです。
先日スパイダーマンのPC版発売決定に関するムービーがしれっとYoutubeに公式から投稿されていました。奇しくも私がPS4版のスパイダーマンでプラチナトロフィーを獲得したのと同じ日に。
PC版の発売日は2022年8月12日とのこと。新たなチャレンジやサブクエストが追加されているとのことで、PS4→PS5と発売されて、ある意味ようやく完全版のスパイダーマンの発売ということになりました。
PSはホライゾンゼロドーンやゴッド・オブ・ウォーなど、PS4でのオリジナルタイトルを次々にPC向けに発売しています。そして今回、私がPS独占だと思っていたスパイダーマンもついにPCでの発売が決定しました。
PS4もPS5も所有しておらず、PCでゲームをしている方にとっては間違いなく嬉しいニュースでしょう。近年はゲームソフトのマルチプラットフォームでの発売が当たり前で、独占を貫いているのは任天堂くらいでしょうか。
自分は最近デスクトップPCを購入したので、グラボさえ買えばPCゲームも遊ぶことができますが、PS系でいろんなソフトを遊んでいた身からすると、少々複雑な思いもあります。海外ではPCゲーマーが多いこともあって、昨今主流のソフトは多くがPCでも発売されています。
別にSONYに特別な思い入れがあるというわけでもないですが、この流れは結構PS陣営にとっては厳しいのではないかと思います。ファーストの魅力が強い任天堂は順調に成長しているように思えますが、PSは自らの資産をどんどん切り売りしているように見えます。
PS4が現役だったころ、PSはファーストパーティ製のタイトルにかなり力を入れていて、それこそ任天堂に劣らない魅力があり、それを動機にPS4を購入する人もいたと思うのですが、今はその時の資産をPS5だけではなくPCにも普及させていく考えのようです。
目先の利益を考えればこの流れはしかたない部分もありますが、PSというブランドの維持を考えると、個人的にはまずい気もしています。
だって、PSでどんなに魅力的なタイトルが発売されても、数年後にはPCで遊べますからね。Youtuberやレビュワーは先に発売されるのならばPS版を買うでしょうが、私のように1人でオフラインゲームをゆったり遊びたい人間にとっては、その必要はありません。
PC版の発売ということで、やはり一番おいしいのはWindowsを運営するマイクロソフトだと思います。やはりPCという恒久的なプラットフォームでもっともシェアが大きいのは強いですね。
もう時代は変わっていて、ゲーミングPCでゲームをするのが当たり前、という段階に来ているのかもしれません。ゲーム機というのが絶滅するにはそんなに遠くないかもしれないと、改めて今回のスパイダーマンの移植から考えさせられました。
日本はゲーム機での魅力が長らく強かったのですが、いずれそれも終わり、PCやスマホのゲームだけが生き残っていくのかも、と悲しいような、でも仕方ないとも思える心境です。
たとえゲーム機が必要なくなって、Xboxも他のゲーム機同様なくなったとしても、PCにゲームが流れればマイクロソフトにはなんの問題もないので、うまい立場を保っているなと思いました。
いずれにせよ、PCなどの技術の進歩は早いので、今後どういった市場の変化をしていくのか、楽しみな部分でもあります。
お読みいただきありがとうございました。
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